ピリン系

本ページをお読みになる前に、ノートのトップページ のご留意事項をご確認ください。

 

●参考文献:登録なし   ●関連文書:登録なし

 

下記はクスリ早見帖副読本 医師が教える市販薬の選び方(PHP研究所)から。一部改変。

 

 ピリン系とは、ピラゾロン環と呼ばれる構造をもつ成分のグループ名です。ピリン系の成分はいくつかあるのですが、医療現場では、最近はあまりみかけなくなりました。

 イソプロピルアンチピリンは、市販薬では、他の解熱鎮痛薬との合剤として使われ、単剤の市販薬はありません。医療用医薬品の内服薬でも、他の解熱鎮痛薬との合剤はあるのですが、単剤のものはありません。海外でも、ほとんど使われておらず、臨床研究(ヒト試験)も少ないようです。副作用にはピリン疹と呼ばれる薬疹が報告されています。