【追悼】日野原重明先生

2017年7月24日

 2013年夏、クスリ早見帖創刊準備のために聖路加国際病院を訪れました。
 そこで日野原重明先生の書を拝見する機会があり、その中のひとつに「医師は聞き上手に 患者は話し上手になろう」という揮毫がありました。 その揮毫のメッセージと、なんとも味わい深く魅力ある書体に惚れ込み、クスリ早見帖にこの揮毫を是非とも掲載させていただきたいと思い立ちました。 そして幸運にも日野原重明先生にご面談の機会をいただくことができ、クスリ早見帖の企画を説明し、その揮毫の掲載をお願いしましたところ、今ならもっと良い字が書けるし、文言も少し変更しようと仰り、2013年10月22日にクスリ早見帖への揮毫を頂戴いたしました。
 クスリ早見帖の表紙には、「クスリ早見帖にとっての大切なこと」を伝えるアートとして、日野原重明先生の揮毫を毎号、掲載させていただいております。 この他にも、先生の数多くのご著書から、多大なる学びを得てきました。これからも、その教えを心に刻んでいきたいと思います。
 今、あらためて先生に残していただいたもの、そしてご厚情とご親切に感謝申し上げるとともに、先生の魂の平穏を謹んでお祈り申し上げます。

株式会社プラメドプラス 代表取締役 平 憲二


日野原重明先生